2004年03月11日

「ラテカセ」化するケイタイとSO505iS

携帯電話の動画機能は消えてしまうのか。

携帯の動画「ほとんど使わない」が6割

皆さんは、「ラテカセ」なるものをご存知でしょうか?

 もう20年以上前の話になりますか、「ラジカセ」(=ラジオ+カセットデッキ)ブームがありました。どこの家にも一台はあったのではないでしょうか?ラジオとカセットデッキが1台になり、FM放送を手軽に録音できるようになり、ステレオスピーカーを備えました。更に、電池駆動によりポータビリティも実現しました。
 複数の機能が組み合わされ、単一の筐体に収められ、コンパクトになることにより、その便利さがユーザーに受け入れられたのです。
 そして、ラジカセが当たり前の物として認知され、メーカーは、新商品の開発を迫られます。そこで、出た答えが、複合する便利さを更に増幅させ、ラジカセにTVを付けるという結論でした。
 それが、「ラテカセ」(=ラジオ+テレビ+カセットデッキ)です。

 各メーカーはこぞって、「ラテカセ」を発売し、ラジカセの買い替えを目論みました。
 しかし、「ラテカセ」はアッという間にその姿を消すこととなります。ユーザーには受け入れてもらえなかったのです。
 当時、テレビはまだ高価なものであり、「ラテカセ」に搭載されたテレビは画面が小さく、アンテナも貧弱だったために映りも悪かったのです。また、アウトドアでは音楽は必要とされましたが、テレビを観るニーズはなかったのです。
 テレビという機能が付加されたために、重量は増し、アンテナ線というコードが増え、元来持ちえていたポータビリティも失われる結果となり・・・・

 現代のケイタイ事情はどうでしょうか? 大きく重いケイタイは小さく軽くなり、i-モードやメール、簡素なカメラはメールに添付されユーザーに受け入れられました。その後各キャリア・メーカーはこぞって・・・

 今のケイタイは「ラジカセ」でしょうかそれとも・・・

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